脱ステを成功させる方法
アトピー体質は自然治癒力で改善できます。常識にとらわれることなく自然体で生活することで、体は自然治癒力を発揮しアトピーは改善します。
以下の「脱ステを成功させる方法」 を参考にしていただき自分に当てはまることや改善点が見つかって、アトピーが少しでも早く改善するようにお役に立てればと思います。
目次
自然治癒力が発揮できないのは「体の構造」と「体に機能」に問題があります。
体の構造の問題
筋骨格系に歪みが生じると体は過敏になります。過敏になると異物に対して過剰に反応します。
体の機能の問題
体が異常に冷えているまたは熱が部分的にこもる。体が異常に冷えたり、熱を持ったりすると皮膚細胞の新陳代謝が悪くなります。
脱ステを成功させる方法
経過について
浸出液の時期
脱ステすると早い方は翌日から、遅い方で3週間くらいの間にリバウンドの症状が出る傾向があります。この浸出液はステロイドの残骸が体に出てくるという説もありますが、 個人的には体からステロイドが殆ど抜けきったことによる炎症反応と考えます。ですのでステロイドが早く抜ければリバウンドは早く起こります。またリバウンドが3週間後位に出る方は ステロイドが抜け切るのに3週間かかったと考えるとリバウンドの出る時期の違いに納得されるのではないでしょうか?
浸出液も黄色い浸出液と透明な浸出液があります。黄色い浸出液は 脱ステすると比較的早い時期に出ることがあります。黄色い浸出液の成分は黄色ブドウ球菌が増えたために出た体液で、免疫力が低下している時期に出てきます。
透明な浸出液は 大方黄色ブドウ球菌が治まった時期から出ることが多いです。この透明な浸出液は血管からにじみ出てくる血漿で、主に炎症を鎮めようとします。
ポイント!血漿の成分はタンパク質が
含まれていますので、浸出液が出ている時期は良質のたんぱく質を摂取する必要があります。
かさぶたの時期
かさぶたの時期は、透明な浸出液がかさぶたを作ろうとします。ですので、このかさぶたはなるべく剥がさないようにするのが大切です。皮膚はかさぶたを作っている間に皮膚の皮下組織で新たな皮膚細胞を作っています。
かさぶたはどうしても剥がしたくなります。かさぶたの時期はかゆみが強く出ることもありますので掻き壊してかさぶたも剥がして しまう事があります。かゆいのを我慢するのは大変ですので、かゆいときは爪で掻かないで指の腹で抑えるようにして掻くと比較的かさぶたを剥がさないようになります。
ポイント!かさぶたの時期にはかさぶたを出来るだけ剥がさないようにするために、入浴を出来るだけ控えてください。
落屑の時期
かさぶたが治まってくると次に落屑の時期になります。かさぶたと比べると細かい皮膚がパラパラと落ちるようになります。皮膚表面が真っ白になる位、細かい皮膚が堆積することがあります。
まるで皮膚に石灰がくっついているように見えます。ここまでくると皮膚も丈夫になってきていますので、多少掻いても皮膚に傷が残ることは少ないです。落屑が落ち着くと皮膚は正常になっています。
ポイント!落屑が落ち着くまでは入浴を控えめにして、皮膚の保護膜がしっかり出来上がったら、入浴も普通にしていいです。
※浸出液の時期、かさぶたの時期、落屑の時期で脱ステの経過をたどる方が多いのですが、一部の方に落屑の後に鳥肌の時期や、蕁麻疹の時期と症状が出る方がいます。しかし落屑の時期までくるとその後、悪化する
ことは少ないです。
脱ステロイドにかかる期間
脱ステロイドの期間は個人差があります。ステロイドの使用年数や使用していたステロイドの強度にもよると思います。一説にはステロイドを使用していた年数に0、1をかけた数字が脱ステロイドにかかるという方もいます。
10年ステロイドを使用していると脱ステロイドに1年かかるということです。脱ステロイドの経過を見ていますと、リバウンドの経過を3段階に分けると、浸出液の時期1~3ケ月、かさぶたの時期1~3ケ月、落屑の時期1~3ケ月と見ておけば大方の場合は8~9割は改善します。
ですので脱ステロイドの期間は個人差がありますが、3ケ月~9ケ月はかかると思っていただいたほうがいいです。
※副腎機能が著しく低下している場合は脱ステロイド期間も長めに見ていただいたほうがいいです。
ブログ
脱ステのブログもたくさん目にします。脱ステを決心された方が日々の脱ステ経過をブログにアップされています。写真をスマホで撮ってブログにアップしているのを私も時々見ます。
皆さんステロイドが合わなくなって来たり、薬が効かなくなってきたりと、脱ステの理由は様々です。又、ご本人が脱ステした経験から脱ステをさせるためのブログ記事もよく見かけます。
ご本人が自ら脱ステを経験させれてのブログ記事を見るといろいろ参考になる方が多いのではないでしょうか。又、ブログ記事も自分に当てはめて脱ステを実行するか迷っている方もいると思います。
実際は情報過多で脱ステに一歩踏み出せないという方もいると思います。一つ注意しなければいけないのは、脱ステはアトピーを治すものではないということです。
脱ステはステロイドの依存症を解決するために行う行為です。ですので脱ステしてアトピーを改善するには食生活や生活習慣の見直しを含めた施術が必要になってきます。
私個人の考えでは脱ステを自己流で行うのはリスクが大きすぎると思います。医療関係者と連携して脱ステを行ったほうがいいです。
失敗しない方法
自己流で脱ステを試みたが失敗する方もいると思います。主に脱ステのリバウンド症状に耐えられないことや、仕事に支障をきたすようなリバウンドの症状が出てしまったという方だと思います。
人によっては浸出液が止まらなくなったりしてしまうので、在宅で仕事がされる方は我慢できるかもしれませんが、皆さんお仕事が在宅でできるとは限りません。
脱ステをされる方はいろいろな情報からある程度時間がかかるのは知っていますので、会社の休暇を利用して脱ステする方もいます。脱ステを失敗させないようにするには、家族や会社の理解が必要ですし、自分にあった脱ステ施術を選択する必要があります。
食生活や生活習慣の見直しをしてから脱ステをしないと失敗します。ステロドをやめただけではアトピーはよくなりません。
写真について
当院で脱ステをされる方の中には毎日写真を撮って経過を観察されている方もいます。写真ですと脱ステ施術の経過がわかりやすいです。私も可能であれば脱ステ施術の経過がわかる ように写真を撮るようにおすすめしています。
毎日自分の症状を見ていると皮膚の変化に気が付きにくいこともあり、施術を続けていくことに不安を覚えることもあります。
このような時は症状を画像に残しておくと変化に気が付き、脱ステを成功させることができます。
脱ステ落屑について
脱ステをして経過が順調に進むと落屑の時期を迎えます。落屑の時期までくると、大方の場合睡眠もしっかり取れるようになり、又、かゆみも随分緩和されます。
皮膚の改善もかなり 進んで皮膚が丈夫になってきてますので、多少掻いても傷になりにくいです。ただ、見た目が真っ白くなり粉の様な皮膚がパラパラと毎日落ちますので、少し不安に感じる方もいます。
しかし落屑の時期には皮下組織では新しい皮膚の細胞が日々出来ていますのでもう少しの辛抱です。
リバウンドを乗り切るために
脱ステロイドのリバウンドは主に3段階の経過をたどります。
1.浸出液の時期
2.かさぶたの時期
3.落屑の時期
脱ステロイドのリバウンドはステロイドの残骸が残っているからリバウンドの症状が出るという説がありますが、個人的には、ステロイドが体から抜けきると今までステロイドで抑えていた炎症を抑えられないので、皮膚炎症状態が悪化し結果としてリバウンドが起きていると考えます。
ですので脱ステするとリバウンドのくる時期に個人差があります。リバウンドのくる時期はステロイドが切れた時期ですので、個人個人時期が違ってきます。リバウンドが翌日に出る方もいますし、3週間後に出る方もいます。脱ステにどのくらいの期間がかかるかは、ステロイドの使用期間や使用していたステロイドのランクによっても違ってきます。
保湿について
脱ステロイドをした時に保湿はどうすればよいかという問題があります。結論から言いますと保湿もやめたほうがいいです。保湿をやめることは理解されない方が多く納得するまでには少し時間がかかります。
カサカサした時は保湿をするのが当然と思っている方が多いのです。皮膚は乾燥させた方が早く本来の保護膜を作ろうとします。(入浴も保湿になります)
しかし保護膜がない状態で保湿をするといつまでも保護膜が出来なくなり、そうするといつまでもガサガサのままでそしてまた保湿剤を塗るという事を繰り返します。保湿剤の中には合成界面活性剤が含んでいるものもあります。
この合成界面活性剤は保護膜を作る時に必要な皮脂を分解してしまう事があるので、保護膜が出来てない状態での保湿剤の使用は控えた
ほうがいいです。
まず始めてほしいセルフケア3つのポイント
栄養
体は食べたもので成り立っているといわれます。タンパク質、炭水化物、脂肪、ビタミン、ミネラルの五大栄養素をバランスよく摂取するのが大切です。又1日のうちで空腹の時間を作って胃を休めることも大切です。
運動
最近はイスに座ってする仕事が増えましたので、運動不足の方が増えました。運動量の目安としては、徒歩では20分くらいです。
脈拍数では例えば一分間に60回の方は脈拍数を90回まであげてみてください。運動は激しい無酸素運動よりは有酸素運動のほうがいいです。
睡眠
睡眠時間は約7時間が理想です。肌のターンオーバーは夜、行われるといわれますので可能であれば22時から2時の間に睡眠がとれると理想的です。遅くても24時には就寝したいですね。
当院の施術
体の構造面を正して過剰反応を調整します。
わかりやすく説明すると体が歪むと歪んだ所からエネルギーが漏れます。これが慢性疲労のもとになります。人間は慢性疲労の状態になると精神的にも肉体的にも敏感になります。
肉体的には何か異物に触れると過剰に反応しますし、精神面的には例えば誰かに少し嫌なことを言われただけで感情的になります。体の構造面を正して精神的にも肉体的にも敏感に
なりにくい体に整えて免疫力をあげます。
体の機能面を正して新陳代謝をあげます
体の機能面とは、例えば、体の冷えと熱です。アトピー体質の方は表熱裏寒(ヒョウネツリカン)の状態になっています。表熱裏寒とは体の表面に熱をもって、体の中は冷えている状態です。
当院が行っている灸頭鍼(キュウトウシン)はお灸と鍼の効果で体の中を温めながら皮膚の酸化防止を図っています。灸頭鍼で表熱裏寒の状態が改善されると、皮膚の新陳代謝が正常に機能し始めますので、皮膚の入れ替わりがスムーズにいきます。
皮膚のターンオーバーは約28日と言われます。(28日プラス年齢という説もあります)少しでも正常にターンオーバーが行われるように体の機能面を正していきます。
まとめ
脱ステを成功させる方法
・経過について
・脱ステロイドにかかる期間
・ブログ
・失敗しない方法
・写真について
・脱ステ落屑について
・リバウンドを乗り切るために
・保湿について
アトピー性皮膚炎は様々な原因があります。又、症状も一人一人違います。ですので個人の症状に合わせた施術が必要になってきます。アトピー性皮膚炎の原因は個人個人必ずありますので、これに気が付けばアトピー性皮膚炎は改善されます。
東洋医学的には「気」「血」「水」を整えると「病何処へ」と言われています。「気」エネルギー、「血」血液、「水」体液リンパを、整えると病はよくなるといわれます。
先に述べた「体の構造」と「体の機能」を調整することは、「気」「血」「水」を調整することになります。薬や保湿剤をやめることによって、一時期つらい状態が続くかもしれませんが、人間の持っている自然治癒力を信じてアトピー性皮膚炎を鍼灸・整体で克服してみませんか?
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当院で施術を受けられた方の喜びの声です。
ステロイド剤を止めて食生活を変え施術を受けて症状が良くなりました。
千葉県市川市、Y・Aさん
●施術前 |
●施術3ケ月後(週2回の施術) |
施術を受ける前はアトピー、肩こり、眠れないことなど症状がありました。施術を受けて肩こりも楽になり、アトピーに関しては食生活を変えたりステロイドを止めたりしたうえで施術を受けて症状が良くなりました。
※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。
不安な事を聞いても自信を持って答えて頂けるのでとても安心します。
千葉県千葉市 Y・Fさん
●施術前 |
●施術2ケ月半後(週2回の施術) |
鍼でアトピーが改善されるかどうか半信半疑だった。2ケ月くらいは本当に良くなるだろうかと思っていましたが、2ケ月過ぎからはかなり改善されてきました。先生の落ち着いた話し方や不安な事を聞いても自信を持って答えて頂けるのでとても安心します。
※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。
初回の施術で明らかに効果がでて信頼しました。
東京都江戸川区 T・Hさん
●施術前 |
●施術5ケ月後 (週1回or2週に1回の施術) |
初回の施術で明らかに改善して信頼しました。明らかに体質が改善されてきて、毎日がすごしやすくなり自身も精神的に楽になった。
それに伴って性格も変わった。生活することが楽しくなったし、笑うことが増えました!!
※個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。
ホームページを見てご予約くださった方だけの特典
初検料 3500円
初回は問診、検査を行います。(約10分)
施術料 16500円 税込(約60分)
※鍼灸・整体・カウンセリングを行います
※paypay、クレジットカードご利用になれます
千葉のアトピー専門整体 宗気堂へのアクセス・地図
院名 | 宗気堂(そうきどう) |
住所 | 〒272-0021 千葉県市川市八幡1-15-17 本八幡ファイブ201 |
電話番号 | 0120-94-4976 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
定休日 | 火・水・木 |
交通 | 電車でお越しの方・・JR総武線本八幡、都営新宿線本八幡、京成線京成八幡 各駅より徒歩約7分 車でお越しの方・・国道14号線を挟んで市川市役所はす向かい、北八幡郵便局隣です。 |
院長 | 八木沼 良夫 |