アトピー性皮膚炎に似ているダニ(疥癬カイセン)について
アトピー性皮膚炎に似ているダニ(疥癬・カイセン)
体に寄生するダニ(疥癬)について
アトピーでダニアレルギーの方もいますが、埃や、ハウスダスト、カビ、花粉、ペットなどとは対策が違うのが、体に寄生する疥癬(カイセン)というダニです。疥癬とは、ヒゼンダニというダニが原因となって起こる感染症です。皮膚の角質層内にヒゼンダニが寄生することで強いかゆみを伴い赤い湿疹が生じます。湿疹自体はアトピー性皮膚炎とよく似ていますが、疥癬トンネルと呼ばれる線状の発疹が見られるのが特徴です。
アトピーと同じ治療では治りにくく、人に移ってしまう事もあるので注意が必要です。ヒゼンダニの卵は2~3日でふ化し、3~4日の幼虫を経て若虫
となります。若虫から成虫に脱皮するまでは5~6日かかります。幼虫、若虫は皮膚のくぼみや毛穴に入り込み、穴を掘って隠れています。
ダニはオスとメスがいて、交尾後、オスは死にますが、メスは皮膚の角質層内にトンネル(疥癬トンネル)を掘り、毎日2~3個ずつ卵を産み続けます。ダニの一種ですから50°C 10分間の熱で死にます。
ダニ寄生による症状
治療
体からダニを駆除するために行う事
1. 入浴・洗髪(石鹸で皮膚をきれいにする)
2. 疥癬虫を殺虫できる外用剤の塗布をする
3. 抗ヒスタミン剤の外用薬(オイラックス等)を使用する。
4. ステロイド外用薬は使用しない。
日常生活での注意点
治療が必要にならない様に、何よりも疥癬にかからない様に気を付けたいですね。疥癬は寝具や衣類などから移りますので、身近なものに対する注意が必要です。
1. 毎日、下着とシーツを交換する。
2. 風呂場の脱衣カゴは別々にする。
3. このダニは50°C以上で死滅するので、洗濯の際に熱湯をかけるのも効果的です。普通のやり方で洗濯しても、日光に充分当たれば駆除できます。
以上、疥癬はアトピーに似た病気で、ステロイド外用薬はかえってよくありません。今の湿疹がアトピーかどうかきちんと診断することが大切です。
疥癬ではなく、アトピー性皮膚炎を治療したい方へ
当院のアトピー治療は体の「構造面」と「機能面」を整えます。構造面とは体のゆがみを調整することです。体は歪んでくると慢性疲労の状態になり免疫力が低下しますし、異物(ホコリ、花粉、ダニ等)に対しても過剰に反応します。
機能面とは体の冷えや熱の調整です。アトピー体質の方は体の中や手足が冷えて、皮膚表面が熱いという状態になっている方が多いです。体の中の冷えには灸頭鍼(キュウトウシン)をします。鍼の先についたモグサを燃やして体の中から温めます。
皮膚表面の熱さや乾燥、痛みには鍼でツボを刺激します。このような施術をしていくと病を治すうえで大切な東洋医学の理論で「気」「血」「水」を整えることで「病何処へ」となります。「気」エネルギー、「血」血液、「水」体液、リンパこの3つを整えると病は無くなると東洋医学では言われてます。
アトピー体質が鍼灸、整体で改善するというのは信じられないかもしれませんが、人間の自然治癒力を最大限に引き出し副作用のない治療ですのでアトピー体質改善を考えている方は鍼灸・整体を選択肢の一つにされてはと思います。
東洋医学では症状だけを見るのではなく、患者さんの背景をよく観察します。つまり、食生活、生活習慣です。患者さんと同じ方向を目指すことが出来れば、自然治癒力でアトピー体質は改善します。
千葉のアトピー専門整体 宗気堂へのアクセス・地図
院名 | 宗気堂(そうきどう) |
住所 | 〒272-0021 千葉県市川市八幡1-15-17 本八幡ファイブ201 |
電話番号 | 0120-94-4976 |
営業時間 | 9:00~21:00 |
定休日 | 火・水・木 |
交通 | 電車でお越しの方・・JR総武線本八幡、都営新宿線本八幡、京成線京成八幡 各駅より徒歩約7分 車でお越しの方・・国道14号線を挟んで市川市役所はす向かい、北八幡郵便局隣です。 |
院長 | 八木沼 良夫 |